前回の記事では…

  • ロスカット制度を導入している国内口座
  • ゼロカット制度を導入している海外口座

の違いについて、スイスフランショックの対応の違いを具体例にしてお伝えしました。

 

今回の記事は、なぜ海外口座はゼロカット制度(追証ゼロ)ができるのか?をお伝えします。

その答えは注文方式にある

トレーダーからの注文処理方法および注文方式は2通りあります。

  • 国内FX業者の多くが採用しているDD方式
  • 海外FX業者の多くが採用しているNDD方式

この2つです。

DD方式とは?

国内FX業者が採用するDD方式は、トレーダーからの注文を一旦FX会社の為替ディーラーが受け付け処理をするため「トレーダーとFX業者間の相対取引」となっています。

 

相対取引とは簡単に言えば…

  • トレーダーが儲かれば国内FX業者が損をする
  • 国内FX業者が儲かればトレーダーが損をする

ということ。つまり国内FX業者が儲けるためにはトレーダーに負けてもらう必要があります。

 

為替ディーラーが一旦注文を受け付けるDD方式では、決済したように見せかけて、実際は競馬のノミ行為と同じように決済を行わず、ほかのトレーダーの注文と相殺するなど、トレーダーが負けるための操作ができると言われています。

競馬のノミ行為とは?

馬券を買うときは競馬場やウインズ等で買いますよね?
それを個人が馬券を引き受ける(仲介業者)のです。

例えば、
Aさんが1-2を1万、Bさんが1-3を1万、Cさんが1-4を1万買いたいとします。
ノミ屋はその注文を受けます。結果は1-5でした。
全員の馬券がハズレたので懐に3万円入ります。(ノミ屋は実際には馬券を買っていないので)
当たっていれば、自腹で配当を出さなければいけません(1割は手数料でノミ屋がもらう)。
当たる人よりハズレる人の方が多いので、商売が成立するのです。
ただ、これは違法ですので!

Yahoo!知恵袋

一方、NDD方式とは?

NDD方式は、ディーラーが取引に一切関与しないので、トレーダーからの注文は直接インターバンク市場に流れます。

 

ディーラーが一切関与しないため、NDD方式を採用している海外FX業者の利益の源泉はスプレッドだけとなります。

 

つまり海外FX業者は、トレーダーが利益を上げ続けて積極的に取引をすればするほどスプレッドとして利益が入ってくるので儲かるのです。

 

DD方式を採用している国内FX業者は、トレーダーとの利益相反関係にありますので、「トレーダーには勝ってほしくない。勝たせたくない」と思っています。

 

しかしNDD方式を採用している海外FX業者は、トレーダーが積極的に取引をしてくれれば自分たちも儲かるので、「トレーダーには自分の口座を使って積極的に取引をしてほしい」と思っています。

 

「損失をゼロにしてあげる」という行為は海外FX業者にとっては資金的にはマイナスとなりますが、損失をゼロにして再起しやすい環境を整え、再度トレードしてくれた方が海外FX業者は儲かるのでゼロカット制度を導入しているのです。

 

このような理由で海外FX業者はゼロカット制度を導入しています。「自分の資産を守る」という意味でもゼロカット制度を導入している海外FX業者を利用する意味があると私は思います。

 

私が使用しているXMももちろんゼロカット制度を導入しており、多くの国内FX業者が追証を求めてきたスイスフランショックのときにも、もちろん損失をゼロにしてくれました。

 

正直、今後何が起こるかわかりません。

 

ロジックを検証・練習するのも必要ですが、使用するFX会社を変えるだけでも、FXをやる前からリスク管理になっていると私は思います。